まいどです!小林です。
最近、のべ竿遊びにハマっています。
私田舎生まれ田舎育ちでして、初めての釣りは多分幼少期にじいちゃんに連れて行ってもらった近所の渓流。
玉ウキを使ってオイカワやカワムツをよく釣っていた記憶があります。
大人になってルアーフィッシングをメインにするようになってからはのべ竿の釣りから遠ざかっていましたが、最近海外でも(台湾でも)テンカラがちょっとしたブームになりつつあります。
毛鉤だけでなく、のべ竿の釣りはウキ釣りやミャク釣り、なんなら小さなワームやスプーンを使って遊ぶこともできる、実は非常に遊びの範囲の広い釣りだということに最近気づきました。
のべ竿ルアー遊びは一度置いておいて。
台湾には基本的にトラウト類がいません、ということで幼少期を思い出してオイカワを狙いに行って参りました。
綺麗なオイカワ、ではありません。
この魚、コウライハスという日本のオイカワとは別種の魚なのです。
オイカワにハスの頭を付けたような魚です、ハス同様口がへの字になっています、サイズは大きくても25cmくらいまで。(多分)
台湾の渓流にはこのコウライハスとニジカワムツという魚が多く生息しています。
今回しっかりテンカラをしてみて色々分かったことがあります。
・竿→基本は3.6m。小場所だと3.0-3.3m、大場所で3.9-4.2m程度が使いやすい。
・道糸→フロロ3号、ナイロン4号程度。
フロロは自重があってキャストしやすいが硬いため巻き癖(クルクル)が取れにくい、これを解消するにはなるべく細い番手を使う。
巻き癖がついたままだとうまくキャストできない。
ナイロンはしなやかで巻き癖がつきにくいが、自重が軽くハリもない。これを解消するには太めの番手を使う。
また透明の糸だと今どこにキャストしているのか分かりづらいので、必ず蛍光色やマーキングのついた見やすい糸を使う。(これかなり重要!)
道糸の長さは基本的に竿と同じ長さ、ですがポイントや自分の好みによってこれより長くても短くてもokです。
・ハリス→フロロorナイロン0.8~1号
テンカラは基本的に自ら糸を操作する(テンションをかけたり抜いたり、張らず緩めずにしたり等)釣りなので、フロロは沈む、ナイロンは漂うとかはあまり気にしなくて良いかもしれません。
それでもなるべく水面に毛鉤を浮かせたいときはナイロン、水中に自然に流したい時はフロロの方が扱いやすいです。
操作感に関してはそもそも細い糸なのでフロロとナイロンであまり違いは感じません。
道糸も含め、現場で容易に交換できる為フロロとナイロンどちらも用意しておくと良いかもしれません、荷物が少ないのもテンカラの強み♪
ハリスの長さは1m程度。
・毛鉤→逆さ毛鉤がキャストしやすく一番使いやすいと思います。
またドライフライ(水面)もウェットフライ(水中)もどちらも使えますが、やはりドライの方が目でバイトを捉えられる分アタリを取りやすい。
半面、ウェットの方が自動的に魚の口の中に入ってくれやすいのでフックアップ率は高い気がします。
あと、風とけんかしても絶対に勝てません、風とはうまく付き合いましょう、風は友達。
またテンカラの便利なところは秒で次のキャストに移れるところです、なんならキャストの途中でし直すことも容易です。
なので、風が強くても一瞬風が弱まった瞬間に毛鉤を運ぶことも可能、それでもテンカラは風には弱いですが。
キャストのイメージは「投げる」ではなく「落とす」イメージでした。
全く重量感のないモノを僅かな糸の重みだけで振り込む釣りですので、力で飛ばそうとしても全く飛びません、私最初全く飛びませんでした笑
力を抜いて上から毛鉤を落とすイメージでキャストすると少しずつ思った場所に毛鉤を着水させられるようになりました。
また、糸よりも毛鉤が最初に、良いスポットに着水した時にバイトが多く出ました。
糸を張らず緩めずでうまく毛鉤を操作できていると感じている時に良く釣れました、しかしこれは釣り方や流し方で違うのかもしれません。
以上、竿、道糸、ハリス、毛鉤だけでできるシンプルな日本の伝統釣法、てんから。
思っていた以上にエキサイティングで、シンプル故に自分の腕にかかってくる部分も多く、とにもかくにも今テンカラがめちゃくちゃ楽しいです笑
日本でヤマメ釣りたいなあ